第44回一般社団法人日本死の臨床研究会
年次大会(松山大会)のご案内
(第8報)
松山大会の準備がすべて整い、皆様のお越しをただ待つのみとなりました。
“当日参加”登録を11月17日よりホームページ上で開始いたしました。
登録されていない方はオンライン登録を11月25日の開催前に済ませていただくと入場がスムーズに行きますので、できるだけ事前に登録の完了をお願いします。
大会が中止・延期となり3年が経ちましたが、大会開催に向けて頑張ってきた実行委員会をはじめ関係者一同で皆様のご来場をお待ちしています。
11月25日-26日愛媛県民文化会館の会場でお逢いしましょう!!
道後温泉も待ってるよ!
中橋 恒(松山ベテル病院)
井上 実穂(四国がんセンター)
第44回一般社団法人日本死の臨床研究会年次大会のご案内(第7報)
いよいよ開催まで
1カ月!!
年次大会開催が11月25日-26日と迫り余すところ1カ月となりました。何よりも心待ちにしている事は、3年ぶりの対面開催で全国の多くの皆様と松山の地でお逢いできることです。ホームページにプログラムを掲載しておりますので是非ご覧いただき、皆さんそれぞれの大会の見どころを探していただきご参加ください。
参加登録を11月17日(金)からオンラインで開始いたします。
当日の参加登録は混雑が予想されますので、ホームページ上で事前に登録お願いします。
ポスター原画は智内兄助氏の『空と海と道と』という四国遍路をモチーフにした作品です。
氏のご厚意で実物(1.5x3.5m)を会場に展示致します。一見の価値が有るものです。是非お楽しみにしてください。
中橋 恒(松山ベテル病院)
井上 実穂(四国がんセンター)
第44回一般社団法人日本死の臨床研究会年次大会のご案内(第6報)
お遍路の里四国からの開催メッセージ!
開催まであと2ヶ月となり、講演・シンポジウム・ワークショップ・事例・ポスター等すべてのプログラムが決まりホームページに大会プログラムをアップ致しました。事務局・実行委員の面々は本番当日に向けてギアを上げて具体的な会場運営に向けて最後の詰めの段階に入っています。
四国八十八ヶ寺霊場は弘法大師空海が修行場として開き、全国から修行僧が集まる辺地でした。いつしか一般の民衆が巡礼する遍路となり今や外国の方の遍路姿も見られ、日本人の精神を伝承する生きた文化遺産として息づいています。お遍路さんはすげ笠に金剛杖姿で八十八ヶ寺をめぐります。すげ笠には“同行二人”の文字、金剛杖は弘法大師の化身と言われ弘法大師に支えられながら一緒になって霊場をめぐる訳です。道中地元の皆さんのお接待と言われるホスピタリティの文化漂う中でお遍路さんは自分の人生と向き合う旅を続けます。遍路文化は死と向き合う文化であり、お遍路さんにとって四国遍路はホスピスケアの旅であり、四国はホスピスアイランドと言えるのではないかと感じています。
こんな四国を感じながら松山の地で皆さんと死の臨床について語り合いたいと思っています。事前登録は終了してしまいましたが、当日参加でぜひ松山へお越しください。
「蛇口からみかんジュース」の都市伝説も見に来てね!
中橋 恒(松山ベテル病院)
井上 実穂(四国がんセンター)
第44回一般社団法人日本死の臨床研究会年次大会のご案内(第5報)
皆さん、松山大会への参加準備進めましょう!
皆様方から多くの演題登録をいただき、21題の事例検討と200題に迫るポスター演題が決まりました。皆様方のご協力と熱意に感謝申し上げます。
松山大会は、コロナ禍で3年間集合型の研修自粛を余儀なくされた年次大会を“集う”を取り戻す大会にしたいと考えています。コロナ禍による3蜜回避の徹底は本来あるべき“集う”あり方を変えてしまいました。 なるほど、オンラインは感染対策の画期的ツールとして登場し、会議の在り方や組織の在り方を変える社会変革に繋がる大きな貢献をもたらしました。
しかし、死の臨床というデリケートな話題には何か違和感をおぼえるツールです。オンラインは効率と利便性には長けていますが、“気持ちの伝わりにくさ”、“気配の感じにくさ”が最大の弱点だと感じています。
年次大会ならではの事例検討は、皆さんに直に“気持ちと気配”を感じながら議論いただきたいと思っています。講演・シンポジウム・ワークショップも直で参加いただければ感動も学びも倍増です。
事前参加登録は9月29日(金)までとなっています。
開催時期は愛媛の観光シーズンと重なるため、参加登録と合わせて早めの宿泊の確保をよろしくお願いいたします。
多くの皆様方と松山でお会いしましょう!道後温泉も皆様のお越しをお待ちしています。
おいでや~ 松山!
中橋 恒(松山ベテル病院)
井上 実穂(四国がんセンター)
第44回一般社団法人日本死の臨床研究会年次大会のご案内(第4報)
演題登録 有難うございます。
登録期間を1週間延長し6月25日をもって締め切らせていただきましたが、皆様方のご協力により多くの演題の登録をいただき、目標を達成することができました。皆様方のご協力と熱意を感じる結果で大変感謝申し上げます。
さて、2023年7月3日(月)から9月29日(金)まで事前参加登録が開始となります。
年次大会の時期は愛媛の観光シーズンと重なるため、できるだけ早めの登録と合わせて宿泊の確保をよろしくお願いいたします。
多くの皆様方と松山でお会いし、日頃現場で感じている思いを全国の皆さんと共有し交流する場となることを願っております。
皆さま、松山でお会いしましょう!!
中橋 恒(松山ベテル病院)
井上 実穂(四国がんセンター)
第44回一般社団法人日本死の臨床研究会年次大会のご案内(第3報)
演題登録締め切り 迫る!
演題登録締め切り:
~ 6 月20
日(火)
新型コロナウイルス感染症の分類が2類から5類へ変更となり、世の中の窮屈感が緩和されコロナ前の生活が取り戻しつつあります。
第44回年次大会の演題登録締め切りも余すところ1ヶ月を切りました。
6月1日現在、事例のエントリーが2題、ポスターが21題です。
事例は21題、ポスターは200題を目標に皆様のエントリーをお待ちしています。皆様方の現場の出来事を全国の皆さんと共有し交流する場となるよう演題登録をよろしくお願いします。
多くの皆様の来松をお待ちしています!
中橋 恒(松山ベテル病院)
井上 実穂(四国がんセンター)
第44回一般社団法人日本死の臨床研究会年次大会のご案内(第2報)
いよいよ演題登録開始
期間:2023年4月17日(月)~
6月20日(火)
新型コロナウイルス感染症(COVID-19)のパンデミックな広がりは年次大会の開催方法を変えてしまう大きな出来事でした。 3密を避けるために導入されたWebの活用は、大勢の皆さんが集うリスクの軽減には大いに威力を発揮している画期的な方法と言えます。 一方で死の臨床研究会が持つ魅力には、顔をみながら、空気を感じながら、声を直に聴きながらの議論にあると思っています。 Webの便利さが分かればわかるほど、皆さんで集う事の大切さを益々強く感じる体験でもありました。 死の臨床研究会の目的は、『死の臨床において患者や家族に対する真の援助の道を全人的立場より研究していくこと』と謳われています。 COVID-19の3年間は、自らの活動を振り返っての発表の場を極端に少なくなくしてしまった3年間であったと思います。
今年こそは、
- 日々の活動の発信の場として、演題登録を積極的にお願いしたいと思います。
- そして、全国の皆さんとの久々の再会を喜び、活発な議論に心ときめかせる会になるよう一人でも多くの皆さんに松山へ来ていただきたいと思っています。
是非、来たれ松山へ!
中橋 恒(松山ベテル病院)
井上 実穂(四国がんセンター)
第44回一般社団法人日本死の臨床研究会年次大会のご案内(第1報)
第44回年次大会(松山大会)は新型コロナウイルス感染症のパンデミックな広がりで、 2020年10月開催の延期を余儀なくされ、3年越しで2023年11月25日(土)‐26日(日)の開催に向けて現在準備を進めております。
松山大会は、四国遍路にちなんで大会テーマを「お遍路の里・四国から 死に学び生を考える~看取りを文化に~」といたしました。 人は生き物の宿命として、皆平等に死を迎えなければなりません。病を得た結果としての死、老衰による自然な死、不慮の事故による突然の死、 自ら命を絶った結果としての死など、死の様相は様々です。 人類が文化を形成してゆく過程で宗教や哲学など様々な先人の思索と知恵で、この死の様相はその時代を反映させながら形作られてきました。 四国は弘法大師空海が開いた八十八ヶ寺を巡る遍路において、1200年に渡り多くの人々が自らの人生と向き合う巡礼の旅の足跡をその道に残してきた文化があります。 人生の挫折を背負った人、修行として巡礼する人、人生の締めくくりとしてめぐる人、結願を願ってめぐる人、そこには弘法大師がいつも寄り添う同行二人の旅人の姿があります。 遍路では地元の方の「お接待」の文化が作られ、ホスピスケアが四国の文化の中にも作られている様に感じています。 そんな“ホスピスアイランド四国”松山での開催におおいに意味が有るものと思っています。
企画内容は、主題メッセージとして山折哲雄先生からの宿題という形で「三途の川を渡りかけ」の講演、 特別企画として、日本におけるホスピス緩和ケアのパイオニアである柏木哲夫先生が淀川キリスト教病院で日本最初の活動を始められて 今年が50周年を迎えることになり記念の講演を行います。そのほか、柳田邦男先生、北山修先生など多くの講演を準備しています。 松山ならではの企画として、俳人の夏井いつきさん、子規記念館博物館総館長の竹田美喜さんのお話も皆様方の興味を引く企画ではないかと思っています。 事例検討やポスターセッションも準備していますので、日頃の皆様方の活動を通した議論を期待しております。多くの皆様方のエントリーをお待ちしています。
松山は日本最古の温泉“道後温泉”としても有名です。「集う」ことの大切さを再実感していただく中で、“死”に学び、
そしてどのようにして“生きることの意味”を見出してゆくのかを皆様とご一緒に語らい、
疲れた身体は道後の温泉で癒していただき、明日への活力にしていただければ幸いです。
是非是非、松山の地へ多くの皆様がお越しくださる事を願っております。
第44回日本死の臨床研究会年次大会
大会長
中橋 恒(松山ベテル病院)
井上 実穂(四国がんセンター)
開催趣意
人は生き物の宿命として、皆平等に死を迎えなければなりません。病を得た結果としての死、老衰による自然な死、不慮の事故による突然の死、自ら命を絶った結果としての死など、死の様相は様々です。一方で新型コロナウイルス感染症は、パンデミックな広がりにより多くの死亡者と極端な社会生活の制限を強いる新たな死の問題を提起している出来事です。2020年10月に開催を予定していました本大会も延期を余儀なくされる事態となりました。
スピリチュアルペインは自己の「存在」と「存在」の意味の喪失によってもたらされる痛みと言われています。存在を意味づけるものとして「関係存在」がありますが コロナ禍での面会制限、感染患者様の看取りや旅立たれた後の面会制限など「存在」の意味を脅かす「関係存在」の破綻は、多くの方がスピリチュアルペインを体験する出来事であったと思います。その一方で超高齢化と死者数の増加という問題が、日本における大きな社会問題としてすでに存在している今だからこそ“死という問題”にどのように取り組んでゆけばよいのかという事を、年齢にかかわらずすべての人にとっての課題として迫ってきています。
死にゆく人は死を体験することはできますが、死後その体験を残された人へ語ることはできません。看取る人は死を体験することはできません。死にゆく人の死の様相から死を想像することしかできません。生と死は表裏一体の問題で、人は死にゆく人から“死”を学ぶことが重要であり、その学びから自らの“生”を考え、意味のある人生に繋いでゆく事が大切であると思っています。死の学びから得た生は“命を繋いでゆくバトン”であり、繋がってゆく命は人と人の絆を深め、絆は住み慣れた自らの地域への広がりの中で文化として醸成してゆくものではないかと考えています。
年次大会開催の地である『松山』は四国遍路の地であり、日本最古の温泉“道後温泉”と近代俳句の生みの親“正岡子規”生誕の街でもあります。正岡子規は当時“死にいたる病”と恐れられていた結核に罹り、晩年は寝たきりの生活を送り痛みの緩和のためモルヒネを使っていた記述も残されています。病床の様子は“病床六尺”や“仰臥漫録”に詳しく書き残されており、子規の時代の在宅ホスピスケアの記録でもあったのではないかと思っています。
このような文化を育んできた松山の地に足を運んでいただき、「集う」ことの大切さを再実感していただく中で、“死”に学びそしてどのようにして“生きることの意味”を見出してゆくのかを皆様と一緒に松山の地で語らい考えてゆきたいと思っています。疲れた身体は道後の温泉で癒していただき、明日への活力にしていただければ幸いです。
是非是非、松山の地へ多くの皆様がお越しくださる事を願っております。
大会長 中橋 恒
(医療法人聖愛会 松山ベテル病院 院長)
井上 実穂
(国立病院機構 四国がんセンター 心理療法士)
第44回日本死の臨床研究会年次大会に向けて
第44回日本死の臨床研究会年次大会は、当初2020年に計画し準備していましたが、コロナ感染症が全国的に蔓延したため中止し、2023年11月25、26日に延期しました。コロナ感染症により、面会ができない、看取りができないことが生じ患者、家族や医療・介護スタッフに大きな影響を与えました。コロナ感染症での様々な経験は死の臨床を改めて考える機会となりました。
そこで、第44回年次大会は、『死を学び生を考える~看取りを文化に~』主題として、愛媛県松山市の愛媛県県民文化会館で講演、シンポジウム、ワークショップ、事例検討、ポスター発表などを開催します。
松山市は、四国で最も四国霊場が集中し、市民が旅のお遍路さんを無償でもてなす「お接待」が今も生き生きと引き継がれています。
お遍路さんの目的は、生きている人が亡くなった人に対して行う供養、病気の治癒や願いことを叶えるために願掛け、自分探しなどの修行などです。まさにお遍路さんは死の臨床そのものです。
松山市は神話の時代から語られてきた天下の名湯と知られる道後温泉や、正岡子規、夏目漱石、種田山頭火など多くの文人墨客ゆかりの地としても知られています。愛媛県はみかん、伊予かんなどの柑橘大国であると同時に鯛、はまち、鰹などの魚介類も豊富なところです。感染対策を行った上でコロナ感染症で制限された生活から解放され、松山市の文化、食、温泉を楽しんでいただき、一堂に会して議論し学ぶ機会を守りたいと考えます。
また、参加できなかった会場の講演を学ぶことができるようにオンデマンド配信も計画しています。多くの人々に参加していただき、学び多い年次大会となりますように、地域をあげて取り組んでいきたいと考えています。
実行委員長 坪田 信三
(医療法人聖愛会 松山ベテル病院 ホスピス医長)